1. トップ
  2. インタビュー
  3. 第50回芝浦祭。仲間とともに味わった大きな達成感。

第50回芝浦祭。仲間とともに味わった大きな達成感。

工学部 機械工学科3年 吉川 涼介 さん
システム理工学部 生命科学科3年 豊岡 花梨 さん
工学部 情報工学科3年 高橋 青樹 さん



今回で第50回となった芝浦祭。昨年、一昨年とコロナ禍により有観客での開催が叶わなかったこともあり、芝浦祭実行委員会のメンバーには並々ならぬ思いがありました。今年の開催方式が有観客と決定したのも本番の2ヶ月前。約1年間の準備についての苦悩や現在の心境などを、芝浦祭実行委員長を務めた吉川涼介さん、副委員長の豊岡花梨さん、総務局長の高橋青樹さんの3名に語っていただきました。

吉川 涼介さん(左) 豊岡 花梨さん(中央) 高橋 青樹さん(右)

吉川 今回は3年ぶりの有観客での開催となりましたが、現在学部3年生である私たちにとっては初めて体験する有観客での芝浦祭でした。延べ20,663名の方々に足を運んでいただき、大成功となりました。芝浦祭を終えて、2人はどんな気持ちですか。

豊岡 1年生の時は完全にオンライン。出演者と実行委員会だけが学校に来て生配信をするという内容で、2年生の時は無観客で開催しつつ、配信も行うハイブリット形式でした。第50回の芝浦祭の準備が始まった時から、次は必ず有観客で開催したいと話していましたよね。当日は本当にお客さんが来てくれるのか不安でしたが、沢山の方々が楽しんでいる様子が見られて嬉しかったです。

高橋 達成感もありますが、「終わっちゃったな」という思いもあります。自分は立候補して総務局長を務め、教室の企画や屋台などを具体的に決定する立場でした。準備では1人でやったほうが早いこともありますが、自分たちも準備期間を楽しむために、なるべく複数人で作業をするように心がけました。その甲斐もあり、局内で絆を深めることができたので、今こうして寂しい感情になっているのだと思います。

吉川 私は委員長としてさまざまな決断を下す立場でした。時には衝突することもありましたが、一人ひとりの意見に耳を傾け、誰1人孤立させることなく、全員が納得して同じ目的に向かって準備を進められるように意識しました。豊岡さんは副委員長を務めて何か心がけたことはありますか。

豊岡 とにかく自信を持って指示を出すようにしていました。開催方式がギリギリまで決まらない状況でしたが、私が不安な気持ちでいると、それがメンバーにも伝染してしまいます。また、分かりやすく説明することも大切です。相手の気持ちになって考え、個人がやるべきことを明確に伝えることでまとまりが生まれると思います。

吉川 大勢のメンバーで活動する上で大切なのは結束力ですよね。私はメンバーの思いがバラバラになっていると感じることがありました。そんな時、自分たちのことよりも大切だけど、芝浦祭を無事に成功させるという大前提を忘れないでほしいと声をかけました。高橋さんは実行委員会だけでなく、芝浦祭に関わるさまざまな団体とコンタクトを取る立場だったので、違った苦労があったんじゃないですか。

高橋 私はさまざまな団体の窓口になり運営を円滑に進めていく立場でした。総務局の対応が悪いと、各団体が実行委員会に対して不信感を抱いてしまいます。自分自身もそうですが、総務局のメンバー全員に各団体には誠実に対応するように呼びかけました。

豊岡 今回の芝浦祭が成功したのは、私たちだけでなく各団体が着実に準備を進めてくれたおかげだと思います。実際に来場者アンケートとして「楽しかった」「また来たい」というお声を多数いただくことができました。

吉川 園児たちを連れて遊びに来てくれていた、近隣の保育園の園長さんからは感謝のお電話までいただきましたよね。私もその時、芝浦祭の成功を強く実感しました。盛り上げてくれた各参加団体に感謝したいです。

高橋 終わってみれば、芝浦祭実行委員会で活動してきた3年間はあっという間でした。本当に楽しかったです。もうすでに12年生のメンバーは来年度の開催に向けて動き出しています。来年度はきっと、さらに進化した芝浦祭が開催されると思います。