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鉄道が好き。同じ志を持つ仲間と活動できる喜び。

鉄道研究会代表 工学部 機械工学科3年 丹野 智之さん

幼少期の頃から鉄道に夢中でした。両親や祖父母に連れられ、地元北海道で列車を見ることを目的によく旅行をしました。特に好きだったのは蒸気機関車です。それは今でも変わらず、時々仲間と撮影に出かけています。鉄道研究会は、「鉄道が好き」という共通の思いを持った学生が集まる会です。高校時代までは身近に鉄道好きが集まるコミュニティがなかったので、大学では絶対に鉄道研究会に入って仲間を増やしたいと考えていました。実際に鉄道研究会に入ったことで人脈が一気に広がりました。

私は列車に乗るのが好きで、路線によっては景色を見なくても現在走っている区間が分かるほどです。地元の北海道まで、東京から新幹線を使うと7時間ほどで帰れるのですが、一度普通列車だけで3日間かけて帰省したことがあります。乗り換えで2〜3時間くらい待つこともありました。山形の酒田から秋田へ向かう際、日本海沿岸を走るのですが、その景色がすごく綺麗でした。私は車窓から流れる景色が電車の魅力の一つだと思います。例えば、山頂から見る景色も綺麗ですが、一瞬しか見えない景色も趣があって良い。それにトンネルも面白いんです。北海道に帰る時なんかはトンネルを抜けたら急に雪景色になっていたりする。そういった楽しみもあります。

日々の活動は基本的に個人の自由です。仲間で写真を撮りに行ったり、鉄道を利用して旅行を楽しんだりしています。今年度は芝浦祭での鉄道模型展示に向けて、約50名の会員が力を結集して製作に取り組みました。2D CADを使用したレイアウト設計は複雑です。机を土台にNゲージと呼ばれる9㎜幅の小型レールを教室全体に配置しますが、机の上が僅かに歪んでいるだけで線路が傾き走行に支障が出ます。繊細さと根気が求められます。普段協力して何かを作る機会があまりないため苦労しましたが、完成時は大きな達成感を分かち合うことができました。本番当日、教室中に車両の走行音が響き渡り、子どもから大人まで大勢の人の目が釘付けになっていた瞬間はとても嬉しかったです。会場には運転体験ができるシミュレーターも設置されていました。これは、弊会のメンバーが中学生の頃から個人的に制作を続けていた作品で、本人の好意で展示してくれました。自主制作とは思えないクオリティで、こちらも人気でした。会場となった教室は常に沢山の人が見学に訪れている状態で、大盛況となりました。微力ですが鉄道の魅力が伝えられたと思います。今後は学内だけでなく保育園などにも展示したいと考えています。

来年度45周年を迎える鉄道研究会に、引退という概念はありません。OB会が精力的に活動しているため、卒業後も大学で出会った仲間との交流は続きます。将来については現時点では鉄道関連の企業に勤めたいと考えています。運転士や車掌などの乗務員系の仕事も面白いですが、車両をいじる仕事にも興味があります。そして、いつかは憧れの蒸気機関車に携わりたい夢もあります。年々、運行する車両の数は減少していますが、最近では蒸気機関車を定期で走らせている静岡県の大井川鉄道に向け、修繕を専門的に請け負う工場を建設した企業があります。幼少期の頃から憧れてきた業界なので、どんな職業につくかはこれから熟考します。この先の人生も「鉄道が好き」という気持ちを動力に、真っ直ぐに走り続けたいです。